片流れ屋根の平屋の施工事例5選！片流れ屋根の平屋ならではのメリット・デメリットまで解説

「片流れ屋根の平屋の事例が知りたい」
「片流れ屋根の平屋のメリット、デメリットが知りたい」

片流れ屋根とは、屋根の片方だけに傾斜がついている形状のものであり、平屋と合わせて人気を集めています。実際に平屋との相性も良く、片流れ屋根にすることで高い位置に窓を設けられるなど、平屋の機能性を向上させることが可能です。

住まいのデザインもおしゃれにできるため、平屋と片流れ屋根を組み合わせることは多くのメリットがあるといえるでしょう。しかし、メリットがあればデメリットがあるのも事実。事前にデメリットを理解しておかなければ、後悔する結果につながることもあるため注意が必要です。

そこで本記事では、片流れ屋根の平屋の施工事例や片流れ屋根の平屋ならではのメリット、デメリットを解説します。これから片流れ屋根の平屋を検討している人は、ぜひ最後まで読んでみてください。

片流れ屋根の平屋の施工事例5選

さっそく、片流れ屋根の平屋の施工事例を紹介していきます。今回紹介するのは以下の5つの事例です。

• 季節を感じる家
• 趣味を楽しむ家
• ラグジュアリーな平屋の家
• ナチュラルなインテリアの空間の家
• 居心地の良さを憧れの平屋で叶えた家

これから建てる住まいのプラン設計に役立ててみてください。

季節を感じる家

木材を多くあしらったログハウスのような外観の住まいです。屋根には傾斜の緩い片流れ屋根を採用しています。

LDKは床や内壁にふんだんに木を使用し、木目のおしゃれな落ち着きのある空間に。住まいの中心にある薪ストーブがおしゃれなアクセントになっています。

また、LDKに隣接する形でアウトドアストッカーを用意。趣味の時間を存分に楽しめる魅力的な空間です。

趣味を楽しむ家

清潔感溢れるホワイトのガルバリウムと木のコントラストが素敵な外観の住まいです。屋根には傾斜の緩い片流れ屋根を採用しています。

LDKは、床から天井まで全てに木材を採用したデザインに。まるで森の中にいるような気分を味わえます。

また、LDKには大きな掃き出し窓を採用。日の光が十分に差し込み、いつでも明るい空間になっています。

ソファ奥のテラス窓を開けるとウッドデッキに繋がります。晴れの日にはランチやBBQなど様々なことに使用可能です。

ラグジュアリーな平屋の家

片流れ屋根にスリットの窓をバランスよく配置したモダンな外観の住まいです。

LDKは勾配天井を採用することで開放感抜群の空間に。ダウンライトを採用したり、床材をタイルにすることで高級感のあふれるホテルのような空間になっています。

和室はお客様が来た際はリビングを通らず、玄関ホールから直接アクセスできるように間取りを工夫。縁のない半畳タタミと9つに仕切られた窓が新鮮で、モダンな和室を演出しています。

ナチュラルなインテリアの空間の家

ホワイトでまとめた外壁に植栽や赤いポストなどの外構がうまく調和している外観の住まいです。屋根には急勾配の片流れ屋根を採用しています。

LDKは、床材やインテリアをナチュラルカラーでまとめることで落ち着きのある空間に。家主こだわりの白いタイルのキッチンカウンターは、手元を隠しつつお子さんと会話できる絶妙な高さにしています。

また、この住まいにはすべり台をつくるという斬新なデザインを採用。遊び心あふれる魅力的な住まいです。

居心地の良さを憧れの平屋で叶えた家

木目調のスクリーン格子で統一感のある外構が印象的な外観の住まいです。傾斜の緩やかな片流れ屋根を採用し、太陽光パネルを設置しています。

LDKは勾配天井にすることで開放感のある空間に。シーリングファンやブラケットライトなどを採用し、空間を広く感じられるように工夫しています。

LDKの外には広々としたウッドデッキを用意。天気の良い日には家族でランチを楽しんだり、遊んだりと様々なことに使用できます。

片流れ屋根の平屋ならではの3つのメリット

片流れ屋根の平屋ならではのメリットをみていきましょう。メリットは以下の3つです。

• 様々なデザインに対応できる
• 効率的に縦の空間を活用できる
• メンテナンス費用を削減できる

以下で詳しく解説するため、ぜひ参考にしてください。

様々なデザインに対応できる

1つ目のメリットは、様々なデザインに対応できることです。片流れ屋根はシンプルなつくりであることから、モダンやナチュラル、シンプルスタイルなどの様々なデザインに対応できます。

平屋は屋根と外観のデザインが難しく、切妻屋根や寄棟屋根だと公民館のような地味なデザインになりがちです。片流れ屋根にすることによって、おしゃれでスタイリッシュなデザインにできることは大きなメリットと言えるでしょう。

また、片流れ屋根は太陽光パネルを設置するのに適した屋根の形状をしています。ZEHなどの現代的な住まいを実現するのにも便利です。

効率的に縦の空間を活用できる

2つ目のメリットは、効率的に縦の空間を活用できることです。平屋は2階部分がないことで、天井の高さを自由に設定できます。

片流れ屋根は天井にスペースを作りやすいため、縦の空間をうまく利用してロフトやスキップフロア、小屋裏収納を作ることが可能です。収納やプライベート空間が不足しがちな平屋のデメリットを片流れ屋根にすることで解消できます。

また、片流れ屋根の水上側の外壁面に高さが出せるため、高い位置に窓を設置できることも大きなメリットです。建物が低いことで採光が取りにくいという平屋のデメリットも解消できます。

メンテナンス費用を削減できる

3つ目のメリットは、メンテナンス費用を削減できることです。片流れ屋根はシンプルなつくりをしていることからメンテナンスが簡単であり、メンテナンス費用を削減できます。

また、リフォームなどの際に足場を作らずに作業できることも多く、足場代がかからないことも大きなメリットです。2階建ての住宅では足場代だけで20万円ほどの費用がかかるため、その費用を削減できることは魅力的といえるでしょう。

片流れ屋根を採用することで建てた後にも経済的な暮らしを送れます。

片流れ屋根の平屋ならではの2つのデメリット

続いて、片流れ屋根の平屋ならではのデメリットを紹介していきます。デメリットは以下の2つです。

• 設計によって室内環境に影響が出る
• 劣化が早くなる可能性がある

事前にデメリットを知っておくことで対策が打てます。あとで後悔しないためにも、必ず事前に確認しておきましょう。

設計によって室内環境に影響が出る

1つ目のデメリットは、設計によって室内環境に影響が出ることです。平屋は1階で全ての生活が完結するため、勾配の角度や向きと間取りを綿密に組み合わせないと室内環境に影響がでる危険性があります。

例えば、窓の位置によって採光性が悪くなり湿気がこもりやすくなるなどです。湿気がこもりやすくなると、カビやダニが増殖してしまい家族の健康被害につながるため注意しましょう。

設計による悪影響を防ぐためには、片流れ屋根の平屋の施工実績が豊富な会社に依頼することが重要です。会社選びは慎重に行うようにしましょう。

劣化が早くなる可能性がある

2つ目のデメリットは、劣化が早くなる可能性があることです。片流れ屋根は一面のみの屋根で雨や雪を受け止めるため、屋根の素材によっては劣化が早くなる可能性があります。

また、雨や雪が流れてくる方面にある外壁も劣化しやすいため注意が必要です。定期的なメンテナンスや劣化しにくい素材を選ぶなどして対策するようにしましょう。

プラン設計の際に、依頼する住宅会社に劣化しにくい素材を使用したい旨を伝えれば対応してくれます。のちに後悔しないためにも、素材にもこだわることが重要です。

群馬県太田市でおすすめの住宅会社3選

本記事の最後には、片流れ屋根の平屋に対応した群馬県太田市でおすすめの住宅会社を紹介します。今回紹介する会社は以下の3社です。

• 中村住宅工業
• 桧家住宅
• 積水ハウス

家づくりを成功させるためには複数の会社を比較することが大切になります。以下で会社の特徴を解説するため、ぜひ参考にしてください。

中村住宅工業

1つ目におすすめの会社は、中村住宅工業です。中村住宅工業は1984年に設立され、群馬県太田市を中心に規格住宅の家づくりをしています。

スキップフロア専門ブランドの『BinO』を扱っていたり、無垢材をはじめとした自然素材を使用していることが特徴です。

中村住宅工業では、200以上のプランから選べる規格住宅を用意しています。薪ストーブのある家やインナーガレージ、スキップフロアなど、こだわりを最大限カタチにした住まいを実現可能です。規格住宅でありながら、注文住宅のような住まいを建てられます。

桧家住宅

2つ目におすすめの会社は、桧家住宅です。桧家住宅は約35年の歴史を誇り、フランチャイズ運営も含めて全国で家づくりをしています。

全館空調『Z空調の家』という共通コンセプトのもと、住む人と環境にやさしい住まいづくりを追求していることが特徴です。Z空調は全館空調シェアNo.1を誇る人気商品であり、電気代を抑えながら家全体を空調し快適な暮らしを実現できます。

いつでも快適な室内環境を実現できるため、住む人の健康面に最大限配慮した健康的な住まいを建てることが可能です。

積水ハウス

3つ目におすすめの会社は、積水ハウスです。積水ハウスは60年以上の歴史を持ち、全国で家づくりに取り組んでいます。

創業以来の累積建築戸数は約254万戸を誇り、世界のハウスメーカーでNo.1の実績を持っていることが特徴です。また、高いデザイン性と設計自由度に定評があり、あなたのこだわりを細部まで実現したおしゃれな住まいを建てられます。

住宅性能も国の定める基準をクリアした長期優良住宅が標準仕様になっているため安心です。

まとめ

本記事では、片流れ屋根の平屋の施工事例や片流れ屋根の平屋ならではのメリット、デメリットを解説しました。片流れ屋根の平屋は、おしゃれで機能性が高いため非常におすすめです。

これから片流れ屋根の平屋を建てる人は、本記事で紹介した事例を参考にして設計プランを立ててみてください。また、設計プランを立てる際には、デメリットに対する対策を忘れないようにしましょう。

本記事があなたのお役に立てることを願っております。