「ログハウスは後悔する」と耳にしたことがありませんか。絵本の世界のような自然に囲まれた生活に誰もが1度は憧れますよね。
しかし、「ログハウスを建てたけれど後悔した」という体験談が目立つのも事実です。実際に、メディアでもよく見かけることがあります。
とはいっても、具体的にどのようなところに後悔しているのかを詳しく知っている人は少ないはずです。
そこで本記事では、ログハウスの後悔しやすい理由や後悔しないためのポイントをご紹介します。ログハウスを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
ログハウスと一般住宅の違い
ログハウスと一般住宅の大きな違いは、木材の使用量や壁の素材です。実はログハウスとひと言でいっても種類があります。
項目 | ログハウス | 一般住宅 |
---|---|---|
使用木材 | 丸太・加工した木材ヒノキ、スギ、パインを主に使用 | 加工された木材ヒノキ、マツ、スギを一般的に多く使用 |
木材の組み方 | 全て横向きにして組み上げる | 土台→柱→梁と組み上げる |
壁材 | ログ材そのものが壁 | 石膏ボードや合板など |
木材の使用量 | 多い | 少ない |
ログハウスは大きく分けると以下の2種類です。
- ハンドカットログ
- マシンカットログ
テレビや映画などで見かける、丸太小屋はハンドカットログといいます。カナダやアメリカで多く見られる種類です。
角・丸・Dなどに加工された木材を使用するマシンカットログは、フィンランドで多く見られます。こちらは、北欧風・古民家風などデザインで雰囲気が異なるのが特徴です。
ログハウスで後悔しやすい3つの理由
では、どうしてログハウスは後悔するといわれるのでしょうか。そこには『憧れ』と『現実』のギャップがあるからです。建てたけれど後悔したという人には、以下の3つの理由があります。
以下でそれぞれ詳しく解説するため、ぜひ参考にしてください。
理由1:知識がないまま建ててしまう
ログハウスは、経年変化を楽しむ家です。メンテナンスやDIYを楽しむという喜び、年々生活の味わいが出てくるのがログハウスの良いところです。
しかし、憧れだけで建ててしまうと、現実とのギャップで後悔してしまいます。お手入れの手間・費用もかかり、維持し続けるのも簡単ではありません。
知識があれば、メンテナンスを最小限にする素材を選択したり、ログハウスの特徴を想定した設計にしたりと対策が打てます。デメリットが無くなるわけではありませんが、負担を軽くすることが可能です。
理由2:メンテナンスや維持の想定不足
ログハウスを維持するためにはメンテナンスが必要不可欠です。想定よりもメンテナンスが大変だったという理由で後悔する人がいます。
例えば、外壁の塗装では撥水・防腐のために2〜3年後に1回、その後5〜7年程度で保護塗料を塗りなおす必要があります。また、内装は無垢材が使用されているため、定期的なワックス塗布が欠かせません。
他にも、薪ストーブがある場合には、最低でも年に1回のお手入れ・点検が必須です。薪ストーブはメンテナンスを怠ると火災につながる危険性もあるため注意しましょう。
理由3:お金と手間がかかる
ログハウスを建てたものの、お金と手間がかかるということで後悔する人がいます。
第一にログハウスは多くの木材を使用するので、一般の住宅よりも建築費用が高くなってしまいます。また、輸送にかかる燃料などの高騰や、為替の影響で契約より大幅アップといったケースもあるため注意が必要です。
さらに、ログハウスは一般の住宅と比べると、固定資産税が1〜2割程高くなる傾向にあります。保険料は耐火性能があれば変わりませんが、評価が下がって少し高くなることもあるため注意しましょう。
念入りに資金計画を立てた上でログハウスを建てないと後悔してしまうでしょう。
ログハウスの魅力
多くの方がログハウスに憧れるのは、デメリット以上に魅力が多いことが理由です。外観がおしゃれという理由もあるでしょうが、他にも特徴があげられます。
以下でそれぞれ詳しく解説していきます。
健康に良くリラックス効果がある
自然素材でできたログハウスは、化学物質・有害物質が少ないのが特徴です。アトピーやアレルギーに悩む子供が、ログハウスに住むことで症状が落ち着いたという事例もあります。
ログハウスに入ったとき、植物特有のいい香りを感じたことがある方も多いのではないでしょうか。この香りには、防カビや防菌・空気の浄化などの効果があります。
心も身体もリラックスができ、ストレス軽減につながります。これらの効果は、実際に千葉大学環境研究科フィールド科学センターで認められています。また、木材には調湿効果があるため、室内の湿度を快適に保つことも可能です。
時間とともに色合いや手触りの変化が楽しめる
建築直後は白っぽい若い色をした木材が、時間と共に少しずつ深い茶色に移り変わっていきます。この経年変化が楽しめるのもログハウスの魅力のひとつです。
生活の味わいが少しずつ色づいていくのが、素敵だと感じます。家族の成長とともに住まいも成長していくため、思い入れのある住まいになることでしょう。
快適に長く住める
ログハウスはお手入れ次第では、100年でも200年でも住むことが可能です。アメリカやカナダでは、孫やひ孫の代まで引き継ぐというケースも多くあります。
平均約30年が寿命といわれている日本の一般住宅と比べると、コストパフォーマンスの高い住まいにすることが可能です。耐震性や耐火性も高く、高断熱という性能も高いため、快適な暮らしを送れます。
ログハウスで後悔しないための3つのポイント
後悔しないために知っておきたいポイントが3つあります。
これらについて紹介します。
費用面の想定(建築費・維持費用)
建築費のアップを見越した金額、維持していくための維持費用を想定しておきましょう。それに加えて、メンテナンスにかかる費用も算出してみるのもポイントです。
ログハウスの大きさによっても費用は変わりますが、2階建て以上だと足場も必要です。このような費用も合わせると、毎年ではないもののそれなりの維持費が掛かってきます。念入りに資金計画を立てることで、あとで後悔するリスクをなくせます。
維持と管理の手間の想定
ログハウスを建てる際には、維持と管理の手間を想定して設計プランを立てましょう。1番の対策になるのは、知識や経験が豊富な施工会社に依頼することです。設計によってメンテナンス費用も違ってきます。
維持しやすい木材を選んだり、紫外線や雨雪などを想定した設計をすることで、維持と管理の手間を削減可能です。また、ログハウスの知識がある職人さんのいる会社に依頼すれば、より安心して建てられるでしょう。
法律に沿ったログハウスの条件
ログハウスといえば、山の中にあるというイメージを持っている方も少なくないでしょう。ただ、最近では住宅街でも見かけることが増えています。しかし、建てるのには、地域や建ぺい率、建築申請など、様々な決まりがあるため注意が必要です。
また、ログハウスは建築基準法、消防法などの法律の基準を満たしていれば自作できます。ですが、電気・水道・ガスなどは、資格が必要なので注意しましょう。経験に勝る知識なしとも言いますが、経験豊富な施工店をおすすめします。
ログハウスなら中村住宅工業がおすすめ

項目 | 詳細 |
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会社名 | 中村住宅工業株式会社 |
住所 | 群馬県太田市龍舞町1803-1 |
設立 | 1984年3月 |
施工エリア | 太田市・桐生市・足利市エリア |
公式サイト | http://www.nakaju.jp/ |
ログハウスを建てるなら、知識があるかどうかが重要です。中村住宅工業なら知識はもちろん、自社職人の施工が可能。3代にわたって培ってきたノウハウや、施工実績が豊富です。
憧れるけれど、デメリットが大きいと感じる方は必見です。ログハウスのいいところを取り入れ、デメリットがないログハウス風住宅も選択できます。必要なメンテナンスが不要なのに、自然素材の住宅は快適で健康にも最適です。
また、自遊なおうちづくりをテーマに、『どんな家を建てるか』より『この家でどんな暮らしを夢見るか』を第一に家つくりを提案しています。あなたの理想の家づくりができるでしょう。
まとめ
ログハウスは健康にもよく、長く住めるのが特徴です。見た目の壮大さから憧れを抱く方も多いでしょう。
ただ、知識がないままに建ててしまうと後悔してしまうといった点が考えられます。費用面、管理・メンテナンスの手間などの負担が大きく、中には手放してしまう人も。
ログハウス特有のメリットはそのままに、デメリット無くしたログハウス風住宅はどんな方にもおすすめです。人生で1番大きな買い物といえる家、誰もが失敗したくないはずです。
知識が豊富な中村住宅工業に、一度相談してみましょう。