片流れ屋根はデメリットが多い?デメリットの解消法までわかりやすく解説

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「片流れ屋根にはどんなデメリットがあるの?」
「片流れ屋根のデメリットの解消法は?」

片流れ屋根は、住まいの外観をスタイリッシュでおしゃれにできると最近多くの人気を集めている屋根の形状です。実際に片流れ屋根にすることで多くのメリットがあり、住まいの快適性を大幅に向上できます。

しかし、メリットがあれば当然デメリットもあります。デメリットを事前に知っておけば対策が打てますが、知らなければ後悔につながることもあるため注意しなければなりません。

そこで本記事では、片流れ屋根のデメリットや解消法について詳しく解説します。数千万かけて建てるマイホームを満足のいく結果にするためにも、ぜひ最後まで読んでみてください。

目次

片流れ屋根が人気な理由

まず、片流れ屋根とは一方向のみに傾斜がついているシンプルな屋根の形状のことを指します。住まいの外観をスタイリッシュに見せる効果があり、さまざまなスタイルに合わせやすい屋根として人気を集めています。

他にも、小屋裏スペースを有効活用できることや、平屋の場合は高い位置に窓を設けられることが人気の理由です。

実際に、小屋裏スペースを有効活用できることは、戸建ての収納スペース不足を解消できます。また、平屋の場合は建物が低いことで採光が取りにくいため、高い位置に窓を設けられれば採光性を高めることが可能です。

片流れ屋根を取り入れることでデザインと居住空間の充実度を飛躍的に高められます。

片流れ屋根の3つのデメリット

最近人気の片流れ屋根にはどんなデメリットがあるのかみていきましょう。代表的なデメリットは、以下の3つです。

以下で詳しく解説するため、ぜひ参考にしてください。

雨漏りしやすい

1つ目のデメリットは、雨漏りしやすいことです。片流れ屋根は、他の屋根の形状に比べて雨漏りがしやすい傾向にあります。理由は、雨水の流れ方が他の屋根と異なるためです。

片流れ屋根は、屋根の頂上部分が斜め上を向いていることから、頂上付近に落ちた雨水が屋根の裏を伝い外壁に向かって流れます。外壁に向かって流れた雨水が、屋根と外壁の結合部に到達して雨漏りの原因になります。

他にも、『破風板』と『野地板』の境目からの伝い水によって雨漏りが発生するケースもあるため注意が必要です。

屋根と外壁が劣化しやすい

2つ目のデメリットは、屋根と外壁が劣化しやすいことです。片流れ屋根は一方向にしか傾斜がないことから、他の屋根と比べて大量の雨が一方向に流れ落ちるため、屋根や外壁が劣化しやすくなります。

また、雨が流れない方向にある外壁も、軒が短いことによって紫外線や雨風の影響を強く受けてしまいます。その影響で他の屋根の住まいと比べて、劣化が早く進んでしまうため注意が必要です。

換気性が低い

3つ目のデメリットは、換気性が低いことです。一般的に、屋根の換気は軒先から屋根の頂上へと空気が流れるように施工されています。

しかし、片流れ屋根は軒先から屋根の頂上までの距離が他の屋根より長いことで、風通しが悪く換気がしにくいため注意が必要です。換気がうまくできないと湿気がこもりやすくなり、住まいの劣化を早めてしまいます。

また、住まいの大敵である内部結露の原因にもなってしまうため注意しましょう。

片流れ屋根のデメリットを解消する3つの方法

ここでは、片流れ屋根のデメリットを解消する方法について解説します。解消法は以下の3つです。

以下でそれぞれ詳しく解説するため、ぜひ参考にしてください。

雨漏り対策を念入りにする

1つ目の解消法は、雨漏り対策を念入りにすることです。片流れ屋根は雨漏りしやすいことがデメリットですが、しっかりと対策すれば雨漏りを防げます。

雨漏りの主な原因は、屋根の裏面の軒天部分に雨水が伝わって建物内に侵入することです。そのため、屋根の頂上部に透湿性のあるルーフィングを被せれば、雨水が伝わることを防げます。

また、水切り板金をつけたり、破風板を立ち上げたりする方法も効果的です。依頼する建築会社に相談しながら雨漏り対策をしてみましょう。

屋根と外壁の素材にこだわる

2つ目の解消法は、屋根と外壁の素材にこだわることです。片流れ屋根は構造上屋根や外壁が劣化しやすい傾向にあります。

しかし、屋根や外壁に使用する素材にこだわることで劣化しにくく、長持ちさせることが可能です。一般的に、雨に強いと知られている屋根材はガルバリウム鋼板などの金属屋根になります。また、雨に強い外壁材は窯業系・金属系サイディングやタイルなどです。

予算や外観のデザインに合わせて、屋根と外壁の素材にこだわってみましょう。

換気できる構造にする

3つ目の解消法は、換気できる構造にすることです。換気がうまくできないと、湿気によって屋根が劣化したり、雨漏りのリスクが高くなります。

換気不足については、小屋裏換気を多くするなどの工夫を施すことが重要です。また、送風ファンをつけるなどして強制的に換気する方法を取ると良いでしょう。

湿気は住まいにも人体にも悪影響でしかないため、念入りに対策しておくことがおすすめです。

片流れ屋根の家を建てるなら慎重に会社を選ぼう

片流れ屋根の家を建てるなら慎重に会社を選ぶことが重要です。片流れ屋根の施工経験が豊富で技術力がある会社に依頼できれば、雨漏りや劣化などのリスクを減らせます。

しかし、逆にいえば技術力のない会社に依頼すると、どんな対策をしても雨漏りや劣化が起きてしまうため注意が必要です。会社選びをする際には複数の会社を比較した上で、依頼先を決めるようにしましょう。

また、比較の際には完成見学会に足を運び、実際の家を見ることをおすすめします。完成した家に隙間がないかなどを見ることで、候補の会社の技術力をある程度判断することが可能です。

片流れ屋根の家を建てるなら中村住宅工業がおすすめ

出典元:中村住宅工業
スクロールできます
項目詳細
会社名中村住宅工業株式会社
住所群馬県太田市龍舞町1803-1
設立1984年3月
施工エリア太田市・桐生市・足利市エリア
公式サイトhttp://www.nakaju.jp/

片流れ屋根の家を建てるなら中村住宅工業がおすすめです。中村住宅工業は約40年の歴史を誇り、群馬県太田市を中心に家づくりに取り組んでいます。

平屋やスキップフロアのある家づくりを得意とする規格住宅ブランド『BinO』を扱っていることが特徴です。200を超えるプランから自由にカスタマイズできるため、注文住宅に劣らない自由な住まいを実現できます。

片流れ屋根の施工経験も豊富であり、安心して依頼可能です。興味がある方は気軽に問い合わせてみましょう。

まとめ

本記事では、片流れ屋根のデメリットや解消法について詳しく解説しました。片流れ屋根は、住まいのデザインと居住空間を充実させられる魅力的な屋根の形状です。

採光性を高めたり、小屋裏スペースを有効活用できるなどの多くのメリットがあるため、ぜひ取り入れてみましょう。片流れ屋根のデメリットは事前に知っておけば対策が打てます。そのため、本記事で解説した内容を踏まえて、設計プランを立ててみてください。

本記事があなたのお役に立てれば幸いです。

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